Format
BioBoxの基本となるMoleculeおよびDisplayメニューの操作方法について説明します.
MoleculeおよびDisplayメニューでは,まずRANGE SELECTIONから機能の適用範囲を指定します.
さらに各機能の動作や表示を指定し,EXECUTEボタンをクリックして実行します.
RANGE SELECTIONには以下の項目が含まれます.
All | 全て選択 |
Specific | 任意の分子,残基,原子を指定して選択 |
Backbone | 主鎖を選択 |
SideChain | 側鎖を選択 |
Helix | ヘリックス部位を選択 |
Pick Molecule | 分子をピックして選択 |
Pick Group | 残基をピックして選択 |
Pick Atom | 原子をピックして選択 |
Pick Moleculeなどでピックした対象はナビゲーションウィンドウに表示されます.
ダブルクリックすると同じグループを全て選択します.
例えば,Pick GroupでGUA残基をダブルクリックすると全てのGUA残基が選択されます.
また,Ctrlキーと同時にクリックすると追加選択となります.
全てのGUA残基とADE残基をピックしたい場合には,Pick GroupでGUA残基をダブルクリック,CtrlキーをおしながらADE残基をダブルクリック,となります.
RANGE SELECTIONをSpecificにした場合のみMOLECULE,GROUP,ATOMの項目が入力可能になります.
それぞれ,一覧の中から直接選択する方法の他に,書式を指定して選択する事もできます.
任意の分子,残基,原子の書式は以下の通りです.
MOLECULE
* | 全分子 |
1 | 番号1の分子 |
1-3,5 | 番号1〜3の分子と番号5の分子 |
GROUP
* | 全残基 |
GUA_2 | GUA_2残基 |
GUA | GUA残基全て |
GUA,ADE | GUA残基全てとADE残基全て |
2 | 残基番号2の残基 |
3-5,7-9 | 残基番号3〜5,7〜9の残基 |
ATOM
* | 全原子 |
C3' | C3'原子 |
C* | C原子全て |
*2 | O2, N2, H2などの原子全て |
N*,O*,H* | N, O, H原子全て |
機能の動作や表示の切り替えは各メニューごとの説明を参照してください.
BioBoxでは分子の色やリボン,ラベルの色などを変更する事ができます.
色を選択するCOLORという項目では,あらかじめ用意されている複数の色の他にRGB値を指定して選択することもできます.
RGB値はRed, Green, Blueごとに 0 〜 255 の範囲で指定し,16進数(00 〜 FF)で入力します.
例えば,RGB(128, 30, 255)では
#801EFF
となります.
この書式は初期設定ファイルの色指定にも有効です.
あらかじめ用意されている色一覧とRGB値.
Black | #000000 |
White | #FFFFFF |
Red | #FF0000 |
Green | #00FF00 |
Blue | #0000FF |
Yellow | #FFFF00 |
Purple | #FF00FF |
SkyBlue | #00FFFF |
LightGreen | #80FF80 |
Pink | #FF8080 |
Orange | #FF9600 |
Gley | #808080 |